こんにちは、調査員Kです。

昨晩は肌を刺すような冷え込みの中、ココは本当に熊本ダロカと鼻水をすすりながら調査を続けておりました。
いっそ、着ぐるみ着たらあったかいダロナとか、それで接近したらよけい怪しまれるダロカとか、凍結しそうな頭に妄想を巡らし巡らし寒さに耐え、やっと調査を終えました。帰りがけ自販機で買った熱い缶コーヒーで生き返りました。

事務所へ帰って日報をまとめながらネットのニュースを見ていると、

ゆりかご死体遺棄事件 被告の女に判決

あぁ、あの2、3ヶ月前の事件にもう判決出たんだなー。と

自宅で単独出産。介助なしでは事故も多いよな、かわいそうに。こっそり産んで育てるつもりだったんだろうけど、しかし不幸にも亡くなってしまった。闇に葬るつもりならどこかへ埋めている。が、慈恵さんへ連れてきたということです。せめて遺体をちゃんとしてもらえるのではないかと。日本でただ一つのその場所へ。

 

その心情を汲み、また慈恵病院の蓮田理事長が裁判で、彼女の減刑を求める陳述を行ったことで、求刑懲役1年に対し執行猶予3年の判決が下った。…なんとも寒々とした現実の中で、灯火(ともしび)を感じたのでした。慈恵さんの玄関にある白いマリア像の姿が思い出されました。

一本の電話があれば、もしかしたら救えた命かもしれない。

病院にホットラインはあります。もちろんウチにも24時間対応の相談窓口があります。そうなんです相談だけで解決することがあるかもしれない。僕たち調査の仕事にならないかもしれない。まず相談して欲しい。自分の生活省みず(嘘)、それでいいと思った夜でした。もう朝でしたが。

by K